アーキテクト

汎用DBMSの時代はそろそろ終わりなのか。

企業システムの中核として使われているDBの90%以上は市販(一部オープンソフト)のRDBMSが使われている。 しかし、昨今のクラウド提供企業はスケールアウトに適したBigtableやSimpleDBなのKey-value型のデータストアを独自に開発して自社のプラットフォーム…

KVS(キーバリューデータ)型の代表格であるGoogleのBigtableとRDBの違いは何か。

KVSの最も大きな特徴は、スケールアウトにより、容易に格納できるデータ量を増やせるということだろう。その反面、一見RDBと同じようなテーブル構造でありながら、制約を設けている。その名の通り、キーとバリュー(値)からなるレコードから校正されている…

SYBASEがSAP社に買収されたのは、やはり少し寂しい気がする。

あるメディアの解説によれば、SQL Anywareのモバイルソリューション技術のためではないかと。RDBMSの黎明期には、最もエンジン性能の良いDBMSと謳われた。そのため、大手の金融機関での導入が多かった。MSのSQL Serverも最初はSQL Serverから分家したものだ…

SODEC他に行ってきた。

今年はクラウドEXPOも加わって、会場はビッグサイト東、西館を使ってほとんど貸切状態ではないかと思われたが、人でも凄かった。これで、不景気なのかとも思ったが、ヒマなので行ってこようという人も多かったのかも知れない。 最初に、申し込んであった講演…

IDC予測によると今後10年間で作成データ量は44倍になるという。

2009年に作成されたデータ量は、0.8ゼタバイトだったのが、2020年には、世界で作成されるデータ量は35ゼタバイトに達するという。ギガ、テラ、ペタまでは知っていたが、ゼタはその上かとおもっていたら、エクサがあってゼタらしい。どういう計算をしているの…

東京スカイツリーは見る方向によって微妙に形が変わって見えるそうだ。

NHKニュースウォッチ9でやっていた。断面が下は三角形で途中から円状に変わっているとのこと。即ち、三角錐を途中で切断し、その上に円錐を載せたようなものである。但し三角錐から円錐につるので微妙な曲線が描かれるのだろう。立体を思い描いただけでは、…

グーグルが検索エンジン用に開発したバッチ処理システムをベースにしたHadoopが企業システムにも適用が進んでいるとか。(日経コンピュータ2010.4.28)

大量データを処理するのに、RDBMSを直接アクセスするよりも一旦テキストファイルの落して、Map処理で抽出・分解、Reduce処理で集約・計算を行う。分解した単位で独立した計算機でおこなうため、処理データ量が増えた場合にはマシンを追加して並列処理が可能…

アイスランドの火山灰の影響がいたるところに起きている。

尤も大きな影響を受けるのはエアライン、一日で184億円とのこと。空港、旅行会社、人、輸出入品、そしてその生産に携わる人、消費者。。。プラスの影響を受けるのは、代替交通手段としての電車、バス、タクシー、。。足止めを食らっている人がビジネスマ…

前横浜市長の中田宏氏らによる新党「日本創新党」旗揚げの様子をustreamで見た。

中田宏さんのツィッターで、今日の会見が事前告知されていて、会見の模様がUSTREAMで見れるという仕掛けだ。画像の方は、カメラの位置や場所、あるいは撮りの技術の問題か、新聞やTVの既存メディアの映像にはとてもかなわないが、何も解説が入らず、淡々と新…

IBM社のInformation On DemandカンファレンスでインメモリDBであるsolidDBの話を聞いてきた。

.OracleのTimesTenの話題が多かったが、インメモリDBの技術や適用領域など興味深かった。通常のDISK型のDB2との性能測定結果で大きく差異が出るのは、APがネットワーク超えでなく、インメモリDB上にAPライブラリを置いた場合。Joinが何層にもなる複雑なSQL…

IBM社よりDWH、BIのアプライアンスサーバーリリース発表があった。

標準的なデータモデルやCognosベースの分析用のテンプレートも別途提供されるとのことである。アプライアンスとなれば、そのまま購入して、自社のデータを流し込めば使えるという必要なハードとソフトがセットになった専用機である。そこで気になるのは、ク…

EDWの締めくくりのグレイム・シムソンさんによる基調講演だ。

グレイムさんはオーストラリアから、毎年参加されている。確か以前はメルボルン大学の教授をされていたが、独立してデータモデリングやマネジメントに関するコンサルティングを行われている。USでもモデリングの教育を年何回か実施しているようだ。データモ…

ヘルスケア会社での事例で、データディクショナリをWikiとオープンソースで作成したという。

メタデータの管理とプレゼンテーション機能を分け、管理リポジトリからプレゼン用のMySQLに変換し、Wikiでユーザに公開する。公開用のリポジトリは、セマンテック重視の論理モデルベースでビジネス用語で定義。 もうひとつは、エネルギー会社でのデータ管理…

テラデータ社のカンファレンスを少し覗いてきたが、中々の活況のようであった。

開発予算の縮小により、プロジェクト打ち切りや新規開発プロジェクトの延期が多い中、DWH関連は比較的予算化されているようだ。何しろ、システムが日々運用される限り、データは日々増殖を続けているので、それらのデータを分析して少しでも業績アップに活か…

販売と物流、購買、会計といった異なるシステム間のデータ連携を行う仕組みとして交差するトランザクションデータをDBに蓄積することにより接続させようという考え方だ。

従来からEAI(Enterprise Application Integration)やESB(Enterprise service Bus)といった製品が出ているが、それらとの違いは何か。一番大きな違いは、流通するトランザクションデータをDBとして一旦保存するか否かだ。EAIも、個別にシステム間でインタフ…

カンファレンスも、午前中のキーノートと午後のオプショナルで終了した。

キーノートでは、検索システムである「Bing」についての話しがあった。単に検索結果を表示するだけでなく、エンティティタイプ毎にカテゴライズして表示する。統計データなど構造化データと併せて見せるなど、活用し易いように検索結果を提示するということ…

昨日に続いてMSキャンパスでのセッションに参加する。

SQLやSQL AZUREの今後の予定(未定を含め)についてきく。 リレーショナル超えて、非構造化データの取り込みに力を入れて行く模様だ。SQL AZUREについては、現在の版はまだまだ完成状態ではないので、ツール類も含めてSQL Serverライクの機能要求が参加者か…

MSレッドモンド本社で、ブレイクアウトセッションが行われた。

滞在先のベルビューから車で20分ほどだ。キャンパスはどんどん拡張されているらしい。私の参加した一帯は建物も新しく、こんな環境で仕事ができるとはうらやましい限りだ。 DataPlatformDevelopment関連のセッションに参加したが、10人ほどの会議室で、DBA、…

Most Value Professionalの略で、MSの主に製品別にオンラインやオフラインで情報発信をしていてインフルエンスの強い人に与えられるもので、毎年1回、米国本社で審査がされているようだ。

私は、ソリューションアーキテクトといって製品インデペンダントなのだが、この分野は今期限りとなる予定で、来年度は別の分野で選ばれるかも未定だ。 ブログや製品のサポートサイトで発言されている方が多い。 グローバルサミットは世界のMVPの方が一堂に会…

MSのMVP GLOBALサミットに参加するために、シアトルにやってきた。

MVPを拝承して何年かになるが、参加するのは今回が始めである。シアトルは、この季節にしては、珍しいそうだが良い天気であった。東京よりも暖かい。オリンピックのバンクーバーも割と近いのだが。。

DB/DCのOB会に参加してきた。

DB/DCと聞いて、うなずいてくれるのは相当の年配者かもしれない。DCはDataCommunicatinの略で、TPモニタとおきかえても良いかもしれない。MF(メインフレーム)全盛期の頃のOSを取り巻く中核のミドルウェアであり、具体的な製品としてはIMS、CICSなどである…

データ総研のセミナーに参加し、久々にデータマネジメントに関するディープな話を聞くことができた。

それにしても、欧米に比べて日本でのデータマネジメントが普及していないのはなぜか、担当する組織や担当者を専任で置いているところもほとんど無い。USでは確かにデータマネジメント部門やデータアーキテクトの肩書を持つ人が大勢いる。 データを実際に利用…

トヨタ車のリコールが700万台近くに拡大している。

これだけ、多くの車種に影響しているのは、部品の共通化が影響しているという。コスト、生産性の向上のため、車種を超えて部品の共通化を行ってきているが、それだけにコア部品に問題があると影響範囲が大きくなる。品質管理を徹底していても、不具合は避け…

一番メジャーなのは、PMIが作成したPMBOKであろう。

プロジェクトマネジメントのバイブル的なものとなっている。他に、SWEBOKというソフトウェアエンジニアリングの知識体系を記したものも著名だ。昨年、BABOK、DMBOK(CD-ROM)という2冊がリリースされた。BABOKは、ビジネスアナリストという、システム構築で…

メインフレーム系のCOBOLなどで作られたレガシーシステムの構造解析やWeb系へのマイグレーションをビジネスとされている会社の社長さんとお会いした。

現存するプログラムのソースコードやデータベースの定義などを解析すれば、そこから実装基盤をおきかえるのは自動で可能のはずとの信念の元に、自動マイグレーションに取り組まれている。機能はそのままで、実行基盤をオープン系のJavaや.Net環境に移行する…

年も明けて半月が経とうとしているのに、中々本格仕事モードに移れていない。

今年のテーマとしては、クラウド時代になった時に、DBはどうなるのかということだ。よく言われているのは、クラウドではスケーラビリティが優先されるため、RDBではなく、キー・バリューのDB構造が適しているという。若干重複していても、処理しやすい形のま…

国会喚問

一日、国会喚問を見てしまいました。おお!自営業のなせるわざ。元一級建築技術者は、淡々と事実を述べていたように思いますが、他の方々は責任のなすりあいの感じで、残念でした。技術者は正直だなーと少しほっとすると同時に、下請けの悲哀を感じさせられ…