データモデル

新しいプロジェクトの支援に入って約1Wになるが、例によってシステム全体を見渡せるドキュメントが揃っていない。

DB設計についても、機能単位で個別の情報単位として必要なデータ項目は定義されているのだが、全体のER図やデータフローが無い。個別のサブシステム(機能)単位での設計、製造は進めることができるかもしれないが、それらを繋ぎ合わせる段になって上手くい…

客先環境でちょとしたERDを描こうと思うが、いつものツールが使えない。

そこで、フリーのERDが描けるツールを試してみた。 一つはWWWSQLdesigner。インストールしなくてもWeb上でそのまま動作可能。入出力はXML書式のため、加工もできそうだ。リレーションシップが独自。もう1つは、DBDesigner。どちらも、ターゲットのDBMSはMyS…

DBマガジンの休刊が決定した。

7月24日の発売の9月号が最終号となるとのお知らせがあった。非常に残念で寂しいと同時に一つの時代の変遷として致し方無いのかなという思いもある。1999年の創刊から11年間続いた。創刊された当初は、システムの中核としてDBが重要な要素技術となっており、…

本当に久々に、DBマガジン7月号に寄稿させていただいた。

内容は、モデリングから物理設計まで。概念設計から物理設計までの手順を事例に沿って網羅しているので、DB設計のアウトラインを掴んでもらうのには最適ではないかと思う。前半は業務要件からいかにエンティティを抽出してその関連を把握するか。そして後半…

日経BP社主催のMDMサミットに出席してきた。

無料ではあるが、1日セミナーにも関わらず朝から大入りで、約300名の出席者であった。マスター統合課題を抱えている企業が多いということか、それともはやり物への興味からか。 基調講演は、米MDMインスティチュートのアーロン・ゾーン氏。MDMを主導するビジ…

高速道路の料金改定が揺れている。無料化で公約(マニュフェストというらしい)しているのに、値上げとはけしからんということらしい。

が、そもそも料金は高速道の新設に必要な財源ということだ。小学生でもわかるような単純な理論に大騒ぎしているような気がする。 全体を鳥瞰した概念図なしに、個別の部分図だけで議論しているので、他への影響範囲が見えていないのではないか。人ごとではな…

Twitterは、現在1秒間に120万つぶやきがあるそうだ。

そんな、膨大なトランザクションを扱うDBの設計アーキテクチャーについて「Qcon Tokyo2010」でシステムアーキテクトのNick Kallen氏がDB設計上の考慮点を述べている。論理構造は、140文字のつぶやきテキストとフォローユーザ、フォロワー、リストを管理する…

DB設計やデータモデルを3階層に分けて行うことは一般的に行われているが、何を持って完成とするかの基準はまちまちである。

DBの3層スキーマ:外部スキーマ、概念スキーマ、内部スキーマは明確な定義となっているが、データモデルの方は、人やその時のプロジェクトによって異なって定義されることが多い。 概念モデルは、業務要件を満足するが、コンピュータへの実装までは考慮して…

昨日のユーザ会の席で、データモデルからKPIが導き出せないかとの議論があった。

KPIといえば、経営戦略に基づいたCSF(重要成功要因)を定めて、それがどれだけ達成されているかを示す指標である。データモデルからKPIを設定するというよりも、そもそも戦略がきちんと定義されっているのかなど少し方向がそれてしまった。真意は、KPIを設…

データモデリングツールであるERwinのユーザ会に出席した。

年に数回開催されているのだが、中々日程が合わず久々となった。ゲストのDonnaさんの影響もあろうが、30名強の参加者でそのまま懇親会へ流れた。Danaさんは、ERwinのマーケティング担当であるが、最近「DATA Modeling for Business」という本を著され、その…

販売と物流、購買、会計といった異なるシステム間のデータ連携を行う仕組みとして交差するトランザクションデータをDBに蓄積することにより接続させようという考え方だ。

従来からEAI(Enterprise Application Integration)やESB(Enterprise service Bus)といった製品が出ているが、それらとの違いは何か。一番大きな違いは、流通するトランザクションデータをDBとして一旦保存するか否かだ。EAIも、個別にシステム間でインタフ…

エンジニアのためのExcel再入門講座なる本を書店でたまたま発見した。

以前、このシリーズのWord再入門にはお世話になった。本書はExcelの機能ではなく、Excel上で書く表の書き方に多く言及してる。要は、正規化された構造の表を作ろうということだ。正規化されていない表は、何を言おうとしているのかも曖昧となる。そこで、デ…

日経コンピュータ最新号に吉村さん(ウルシステムズ)の寄稿が掲載されている。

内容は、情報システム部門の存在意義をもっと示すためには、データモデルで業務を知り、社内業務部門と、またデータモデルでシステムの全体を把握し、IT開発ベンダーとそれぞれ議論ができるようになろうといった主旨の内容である。 同じ号に基幹系システムを…

外国の人の日本への観光を促進するために、留学生など外国人視点での口コミが役立っている。また物流会社の中国進出と海外顧客の開拓や海外市場への進出の経済ニュースが流れていた。

日本でのモデルをそのまま、海外に持ち込んでもうまくいく場合と行かない場合があるだろう。同じ論理モデルのまま、現地での物理モデルとして実装してもうまくいかない場合が多いのではないだろうか。論理モデルあるいは、概念モデルまで遡ってみる必要があ…