データモデリングツールであるERwinのユーザ会に出席した。

年に数回開催されているのだが、中々日程が合わず久々となった。ゲストのDonnaさんの影響もあろうが、30名強の参加者でそのまま懇親会へ流れた。Danaさんは、ERwinのマーケティング担当であるが、最近「DATA Modeling for Business」という本を著され、その内容に関する講演があった。ビジネスユーザとコミュニケーションするためのツールとしてのHigh-Levelデータモデルの重要性を訴えられている。High-Level、論理、物理モデルと誰のためのモデルかにより、記述レベルや表現方法を変える必要があるというよくよく解っている話ではあるが、うまくまとめている。
モデリングのつわもの達が集まって、High-levelデータモデルの話を肴に一献傾けるということだ。ERwinも誕生してから20年が経つという。出始めの頃は、オープンシステム化の波に乗ってお手軽モデリングツールとして広まったが、今では高級モデリングツールとして君臨している感がある。私も最近では他のモデリングツールを利用する機会がめっきり多くなった。ユーザ会のメンバもERwinを使いこなしているというよりも、モデリングの同士を求めて参加してきている人がほとんどだ。
モデリングツールのマーケットを拡大するためにも、飽和化したITユーザからビジネスユーザにターゲットをシストしていく必要があるだろう。。しかし、データモデルの価値を認めてもらうのは、まだまだ容易ではない。。