データ総研のセミナーに参加し、久々にデータマネジメントに関するディープな話を聞くことができた。

それにしても、欧米に比べて日本でのデータマネジメントが普及していないのはなぜか、担当する組織や担当者を専任で置いているところもほとんど無い。USでは確かにデータマネジメント部門やデータアーキテクトの肩書を持つ人が大勢いる。
データを実際に利用しているところが、リテラシーを高めて自分たちで維持管理していく必要性を感じないと難しいのではなかろうか。欧米ではシステム部門ではなく、データを利用する部門でデータの品質を維持するために、データスチュワードと呼ばれる役割を置いているが、日本ではなじみのない言葉だ。データ管理者(DA)は時々耳にするが、DBAに比べて少ない。
トップダウンでデータの重要性をいくら説いても、直接的な効果が見えなくて、現場(システム部門)では、体制を作ってはじめても長続きしない。
システム部門配下では、データマネジメントの実現は難しい。現場でQC活動的に始められれば良いと思うのだが。。
以前にも書いたDMBOKの日本語版がリリースされる。企業がデータマネジメントを取り組むトリガーとなるだろうか。。