イタリア旅行記その3

■イタリア旅行記その3
3日目は、フィレンツ市内観光。午後からはオプショナルツアーでピサの斜塔へ。
朝は雨が少し残り、肌寒い。
朝食は、中国の団体客と一緒になり、中々にぎやかであった。何処へ行っても中国の観光客が一番元気が良い。フィレンツ市内に入る手前で、バス1台約400ユーロの観光税を取られる。添乗員さんも言っていたが結構暴利である。

午前中、フィレンツェ市内見学。まず、撮影スポットのミケランジェロ広場へ向かう。小高い山の上で、市内が一望できた。山の上ということあってか寒い。 その後市街へ。
フィレンツェの街は、観光客でごった返している。まさに、世界の観光地というところ。最初に、ツアーで組み込まれた革加工販売所へ。フィレンツェは革製品が有名らしい。案内してくれた店主は、日本人。住み着いている日本人も多そうだが、現地の人も「日本からですか」をはじめとした片言ではあるが、日本語で話しかけてくる人が多い。それだけ多くの日本人が観光に訪れているということだろう。家族から頼まれた小銭入れを免税で買う。ツアーの方には革ジャンが結構売れていた。
市役所前広場でダビィデの像を見た後、ポンテベッキオまで歩いていくが、ものすごい人出だ。年末のアメ横並みだ。ガイドさんは、スリに気をつけなさいと注意を呼び掛ける。
外からの見学だけとなったが、フィレンツェのドゥオーモ、サンタマリア・デル・フィオーレ寺院の建物は、鮮やかな色合いで、一番印象に残った聖堂かもしれない。聖堂の中や、街が一望できるという見晴らし台への入り口は、長蛇の列。
ベッキオ橋の両側には、金細工の店が並ぶ。
小一時間の自由時間で、ドゥオーモ広場に面したレストランでランチとする。ランチは、シーフードサラダ、ピザ、赤ワイン。ドーモの目の前のオープンコーナーで少々寒いが、中々良いロケーションであった。シーフードサラダが美味。35ユーロ。

午後からは、オプショナルツアーのピサの斜塔へ向かうため、13:30ドゥオーモ前、集合。
ノベッツラ駅のホームを通り抜けてバス乗り場まで行く。駅ホームは、改札無しで誰でも入場できるようになっている。イタリアは、日本同様に鉄道が進んでいて、ミラノ行きの特急などが停車していた。
トスカーナの風景をみながら、ピサの斜塔へ向かう。
フィレンツからピサにかけては、オリーブの産地。収穫は10月で一番搾りがエキストらバージンオイルと呼ばれる。
途中、ピノキオ公園がある。
ピサは、ガリレオガリレイの生誕地。地動説は、当時、反逆として、罰せられた、そして死後23年経ってからケプラーにより、証明された。新しい科学は簡単には、世の中に受け入れられないものだ。
斜塔だけがあるのかと思っていたが、大聖堂他。何故、傾いたかは、埋めたて地で地盤が弱かったからというのが定説とか。3段階のバナー型。魂が昇天するための宗教上の建物。大聖堂の柱は、戦利品を組み合わせて作成されているため、長さの違うものを貼り合わせている。
2000年までロープで支えていたというが、改修工事が施され、現在は自立している。例によって、中に入って階段で見晴らし台まで行けるが、時間の関係で断念。
斜塔を手で支えるポーズでショット。

夕食は、ノヴェッラ駅の近くの中華で、ラーメン、小籠包、イタリアビール、杏仁豆腐。ちょっと軟弱な選択ではあったが、これが以外においしかった。(続く)