イタリア旅行記その4

■イタリア旅行記その4
4日目。くもり。
いよいよ、今日は、ローマへ向かう。今日は、長い一日になりそうだ。6:00のモーニングコールに始まる。ホテルでの朝食も我々のグループが一番。中国人も、高校生の団体もまだで静かに食事できた。中国の観光客は元気がが良い。
7:30 フィレンツェの郊外のホテルを出発し、ローマ方面へ向かう。

トスカーナ州のサンジェミ二アーノに到着。人口7,000人の小さな町。
72本の塔が、権力の明かしとしてたっている(現存14本)。フィレンツェ配下となり、一時経済的反映から取り残されたが、そのおかげで、歴史遺産が残っている。
特産品は、サフラン、辛口の白ワイン。
イタリアと言えば、パスタが有名だが、トマトと出会って普及していったそうだ。
朝早いため、未だお土産やも空いてなく、観光客もいなく貸し切り状態だった。
レンガ作りの坂道を登って行く。両側は、お土産やさんだけでなく、革製品、食糧品店などが軒を並べている。まだ、数店が開店したところ。
観光ガイドにも載っていなく、これから、メジャーになって行きそうな予感。
登りきった展望台からの眺めは、絶景。何日かゆっくりするのも良さそう。
途中、ジェラートのコンテストで優勝したという店で味見。

バスは、サンジェミ二アーノからローマ方面オルビエートへ向かう。ローマまでは、3hくらい。まだ、9:30だ。我々が観光を終えてサンジェミ二アーノを出る時、向かってくる観光バスの一団とすれ違う。早起きは、三文の得である。

段々と風景が変わってきた。大きな畠が、見える。馬や牛、羊は時々いるが、農作業の人影はなし。日曜日なので皆礼拝に行っているのだろうか。

オルビエートは人口4万、前橋と姉妹都市らしい。
ここでランチ。イノシシのサラミとソーセージの昼食。美味しかったが、ソーセージは塩味が強すぎ。ワインは、まろやかなしろ。レストランが洞窟風でなかなか、おしゃれ。
ここでも、ドゥオーモに立ち寄った後、ローマへ向かう。

ローマに近づくと高速道路の両端には、羊の群れが見える。
ローマ郊外のホテルに到着しチェックインを済ませた後、18:00からバスで観光に出かける。ホテルはローマの中心部から少し離れており、車で20〜30分といったところ。

明日は、フリーのため、今日の内に主だった観光場所を廻っておこうという企画で、真実の口、コロッセオ、トレビの泉、スペイン広場を駆け足で廻る。夕方から暗くなってきたにも関わらず、どこも観光客でごった返していた。

真実の口は、すでに閉まっており、鉄格子の隙間から写真を撮る。
コロッセオは、ここで闘技が行われていたらしい。一部の外壁は修築中。このようにして、旧いものを維持し続けているのはすごい。中はどうなっているのだろうとの興味もややあったが、既に入り口は閉まっている時間であった。壁にところどころネズミに食われたような穴があいているのは、鉄骨が入っていたのを戦争中に供出したためという。
トレビの泉は、とにかくものすごい混雑で、スリに気を付けてコインを投げるのが精いっぱいである。スペイン広場の階段を上って、バスに戻る。
どの建物も、外観は昔の作りのままだ。

夕食は、スペイン広場でピザとワインをテイクアウトしてホテルでの部屋食となる。(続く)