イタリア旅行記その5

■イタリア旅行記その5
5日目。終日フリー。オプショナルツアーでは、遠くはナポリカプリ島まで出かけた人もいる。
私たちは、気ままにローマ市内自由散策、主に、バチカン市国をターゲットとする。。一時、公共交通のストが予定されていたが、なんとか回避されたようだ。
ホテルから一番近い地下鉄のコルネリア駅までシャトルバスが出ており、利用する。月曜のローマ市内へ向かう道路は、やや遅めの時間ではあったが、大渋滞。地下鉄は、A線とB線の2系統しかなく、市内を移動するには、他にはバスとなる。6ユーロで地下鉄とバスが乗れる一日券を買う。コルネリア駅は、改札を入ってから線路まで地下4階分くらい潜ったような気がする。4駅目のオッタビアーノ駅で下車。
バチカン市国へ向かう。ここは、イタリアとは別の独立した国家ということだが、特段パスポートがいるわけではない。廻りを警備している市国警察らしき人がうろうろしていたが。
市国に足を踏み入れるとサンピエトロ大聖堂と広場が視野に入ってきた。これがと大聖堂に見入る。というよりも、聖堂入口への行列が広場を囲んでいる。列は流れているが、少なくとも入るのに1時間はかかりそうな感じであったので、外から見るだけに留める。
建物自身は、今まで散々見てきたので、それらと比べて、違いは良く解らなかった。広場で、記念撮影した後、一旦サンピエトロ寺院を出て、バチカン美術館へ向かった。あらかじめインターネットで予約しておいた。20ユーロ。入場時間指定での予約であったが、あまりチェックされないようだ。
ここも、聖堂の入り口同等またはそれ以上かと思われる行列であった。並んでいるのは、当日券の人のようで、待ち行列の間をかき分け、入口に向かうことができた。日本語オーディオガイドを7ユーロで付加。
中には、宝物がぎっしり。壁画もきれいに修復されている。修復作業中の様子も見ることができた。中は、撮影自由。ただ、システィーナ礼拝堂の天井画、天地創造・祭壇画、最後の審判は撮影禁止。
途中で、カプチーノとケーキの休憩を挟んで、3時間近くいただろうか。それでも、駆け足であった。じっくり見ようとしたら1日がかりであろう。

バチカンから歩いてナボーナ広場でジェラート休憩。途中、サンタンジェロ城に立ち寄ったが、月曜休館であった。
ヴィットーリオエマヌエーレ2世記念堂へ。イタリアの建国記念堂だそうだ。門兵の交代に立ち会うことができた。上階に上ると、外付けのエレベータがあり、展望台に上がれるようになっていた。7ユーロであったが、上がってみて良かった。ローマの街が一望できた。高層の建物が無いため、これくらいの高さで一望できるのだ。それにしても、中世色の赤茶色の街並みである。旧いものをずっと守り、維持し続けているイタリアだ。ここまで頑固に、古い町並みを守り続けているのもすごい。けど、本当に旧いものがそのまま残っているのは、フォロ・ロマーノの廃墟だけかもしれない。
東京のように、旧いものと近代的な建物が混在しているのも、美しいとは思うが。

夕食は、駅近くのオペラ座にも近いレストラン。ネットで評判がよく、バスの待ち合わせとなった場所からも近かったところ。
アーティチョーク(地元の野菜でカリフラワーっぽい)、リゾット、アスパラ、イワシの揚げ物、地元ビール(モレッティ)+ワイン。地元の人が多そうな店で値段も手頃で美味しかった。

明日は、移動日。(続く)