日本郵政のゆうパックと日本通運のペリカン便の統合で遅配が起きている。

統合した新しいシステムでスタートしたのではなく、集配システムでは2つの現存するものを共存させたことにことにより、現場の人たちに両方のシステムのオペレーションが強いられることになったことが原因ではないかとも言われている。一方のシステムには熟練しているが、他方のシステムには不慣れであり、オペレーションミスが多く発生したのではないかと。
システムそのものの欠陥というのではなく、ユーザ教育や現場でのリハーサル上の問題が考えられる。いくら豊富な機能を有したシステムでもそれを使う人たちに受け入れられ、使いこなせるものでなければならない。2システムの併存など、現場での運用についての思慮が足りなかったのではなかろうか。考えさせられる事故である。