の点検に関する記事が日経新聞に出ていた

メーカーでの偽装請負などもあって、システム大手にも見直しが迫られているという。
システム構築では、ユーザー企業から大手SI(メーカー)が請けてそれを何層もの下請けに委託している。請負とは名ばかりで、派遣に近い形で、元請の支持を仰いで作業を行っているというケースが多いと思う。以前は、派遣契約が多かったが最近は、請負契約が多くなってきたようにも思う。名ばかりの請負よりも、素直に派遣にしたほうが、現場の技術者もやり易いだろうに。顧客から直接担当者に指示ができるように派遣を可能とする労働者派遣を定款に加える動きもあるらしい。
元々この業界は派遣(人貸し)を中心に発展してきており、そのためなかなか産業として成熟していないといわれる。エンジニアリング化が進めば、請負構造で作業の切り分けが可能となるのだが。下流工程についてはそこそこ進化してきており、その成果としてオフショアなども可能となってきている。
しかし、要求を整理して落とし込む上流工程はまだまだ、切り分けが難しいというところか。