が6社まとめて聞けるというのでXMLコンソーシアムのセミナーに参加してきた。

文書や非構造化データでの用途が期待され、富士キメラ総研によれば2008年に58億円の市場規模という。各社のエバンジェリストが30分弱で説明された。
Luxeonラクシオン)サーバーテック:旧エクセロン。エンジンとしてObjectStoreを使っている。乱立したODBも淘汰されたが、XDBのエンジンとして活躍。
・TX1 東芝:構造抽出、語彙抽出の検索エンジンが特長。
DB2 9 IBMRDBとのハイブリッドDB。同社DB2の顔である菅原さんが講演。近々XqueryXMLデータベース入門書籍を上程される。無償版(Expres-c)が用意されている。
・OracleXML DB:OracleRDBで持っている機能がそのまま使えるので安心。XMLとしての特長はなし。
・NeoCoreXMS 三井物産:デジタルパターンプロセシング(DPP)技術でパターンマッチングによる検索で速い。
・EsTerra メディアフュージョンExcel、WordなどOffice系での活用シーンを狙う。

SQLに相当するXqueryの仕様がまだ確定していない。RDBとの棲み分け、利用シーンなど売り込み側の課題もありそう。乱立状態で、今後淘汰されていくのではないかとベンダーの方自身おっしゃっていた。
スキーマ定義が不要で、変更も容易ということで、安易にDB化できてしまうため、ややもするとあちこちに重複データができてしまう。モデリングはそこそこにXDBで作ってしまおうなんてことにはならないだろうが。
XMLコンソーシアムは会員以外にも研究報告会への参加を促したり、活動も積極的にやられているようですね。勉強になりました。どうもありがとうございました。