NOSQLNOW2013に参加してきたので、メモを記しておこう。

開催:2013年8月20-22日、米国サンノゼコンベンションセンター

Datavesity(WilshereConfrence)社主催により、1回目が開催されてから3回目となる。1昨年はバズワードとして騒がれていたか感があるが、その後の米国での動向を肌で感じるために参加した。
出席者は、前回とほぼ同じ300名近くであろうか。出席者名簿の配布はなし。

・一部のWeb系企業での使用からエンタープライズでの利用に拡大しようとしている。
・ドキュメント型DBのMongoは、RDBMSの機能を取込んできている。
・大手DBMSベンダーの参入
 Oracleは独自NOSQLを
 IBMは、MongoDBのセキュリティを強化して
・JASONのシンタックスを強化するためにJASONスキーマXMLスキーマ相当)が、提案されているが、未だあまり普及していないようだ。
・とはいっても、エンタープライズで使用していくにはまだまだ未熟である。
・10gen(MongoDB)社は、DBMSベンダーやWeb系企業と協業し、成長していく。(10gen、Max,Schireson CEO)
・実装上スキーマレスとはいっても、概念・論理モデルの有用性が無くなったわけではない。Jsonコードの生成機能などが望まれる。
・NOSQLのためのSQLライクにアクセスできるJSONiqなど周辺ツールも登場してきてる。
・Denormalizationを是とするNOSQLとの間で正規化論争が盛り上がるかもしれない。
・グラフDBが熱い。
 NOSQLは、RDBからリレーションシップを排除したものともいえるが、グラフDBは関係性をビジュアルに表現したものである。SNSでの人間関係などが例示されることが多いが、エンタープライズでも利用が広がる可能性がある。
オブジェクト指向DBからの進化系か。
marvel entertainment社でのヒーローやストーリーの関係をグラフ表現した事例。

カンファレンスとは関係ないが、あの日本の暑さに比べるとサンノゼは、非常に涼しい。アメリカの強力冷房のせいもあるが、長袖にジャケットが必要であった。