今日から7月ということで、今年の後期に向けて新たなスタートを切る企業も多い。

6月からお世話になっている会社でも、3ヶ月間の集合教育を終え、新人さんが現場に配属された。
他の業界での新人研修は知らないが、IT業界(ソフトウェア)では、学生時代の専攻に関わらず、ある程度の適性がありそうな学生を入社させ、数か月の集合教育を施し現場に送るといやり方が行われてきている。GoogleやYhooやベンチャー系のソフト専業メーカーでは、コンピュータサイエンスあるいはプログラミングの基礎を身に付けた人材を受け入れているのかもしれないが、いわゆるSIrと呼ばれるところでは、プログラミングを含むミニシステムの開発を教育するというスタイルは変わっていない。極端な話、全くの素人を数カ月の教育でITエンジニアに促成しようということである。数か月の教育を受けただけでシステムエンジニアとして、客先に出たりするケースもあるわけだ。こんなに即席に少なくともエンジニアと呼ばれる人ができていいものなのだろうかとふと思う。職人はそうはいかない。