中国の電子機器を製造する先端工場で自殺者が増加しているとのニュース。

iPadなどの出荷好調により、生産が追い付かず、きつい残業がのしかかってきているらしい。残業が多い割に賃金が少ないこともあるようだ。
所得倍増計画が打ち出され、5年で賃金を2倍にするという政策が出されている。所得倍増計画とは、高度成長期を振りかえる日本では、必ず出てきたキーワードだ。日本のたどってきた道を今中国が歩んでいるということか。
中国の労働者の賃金が増えると、今まで易い賃金を充てこんで生産委託していた日本企業も今まで通りにはいかなくなる。高所得者が増えるためマーケットとしての規模は大きくなっていくので、労働力から市場としての戦略を練る企業が増えてくることだろう。