今日は全国一斉に入社式ということで、30数年前を思い起こしてみた。

といっても入社式で社長さんが何を言ったかなど(多分話されたのだと思うが)全く覚えていない。入社式の翌日からは、6ヶ月間の集合教育で、学生気分の延長だった。学生といっても大学でそれほど長い時間、講義に拘束されることも無かったので、高校生にでも戻ったようなものだ。IT関係(当時は情報処理といっていたが)企業では、素人で入ってきた学生を集合教育で、コンピュータの原理や言語教育など一通りのことを教えてから現場に送るというのが一般的であったが、6ヶ月間の集合教育というのは、メーカーを除けは特異であったかもしれない。
コンピュータの基本的な仕組みである入出力管理、タスク管理、ジョブ管理、データ管理(OS/370では4つの管理機能に分かれていた。いまどきのアーキテクチャでも基本は同じ。)言語はCOBOL,PL/I。最後には演習プログラムを作成する。コンピュータ以外にも、情報処理試験のカリキュラムに沿っていたため、簿記とかもやったような気がする。講師陣は、教育の専任者もいたが、専門科目では各現場から先輩がやってきていたので、そこで現場の話を聞けるのが楽しみであった。
半年間も集合教育とは、古き良き時代であった。。結局、入社した会社は、4年弱でやめてしまったのだが、同期入社はクラスメートのようなもので、懐かしく思い出される。久しぶりに同級会の知らせがあったのだが、都合により延期となっている。開催が少し待ち遠しい。。