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本日のお題は「DOAで設計すると内部設計で何が嬉しいか」。元々DOAの真価が発揮されるのは、保守運用でのしやすさにあるのだが、そんなことばかりもいっていられなくて、開発時に直接、効果がないとみんな見向きもしてくれないのではということから端を発している。
DOAで設計するとはおかしな言い方だが、要はデータモデルをちゃんと作ると後工程でどれだけ嬉しいことがあるかということ。
重複データがないので、データにまつわるチェックや処理の記述が集約できたり、データの整合性を取るためのロジックが不要になるので全体としてコーディング量が減る。エンティティ毎に更新処理を付加することで、プログラム構造が単純化されるなどほか。。
データモデルがプログラム分割(クラス設計)時の規範になることは確かなのだが、中途半端なデータモデルでは、プログラム設計にしわ寄せが行ってしまう。対象を分類し、ビジネスルールを徹底的に洗い出さなければならない。データ構造だけ決めて、後はプログラム設計でと安易に先送りしていることが多くないだろうか。データにまつわる制約・計算ルールはできるだけモデリング時に解決しておこうというのがデータ志向の考え方だ。